Mnemosyne

Linux, 機械学習について個人的なメモを綴っていきます

無駄がないCentOSのパーティション分割

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CentOSをインストールする際に、HDDの容量がフルで活用できるように
パーティション分割を行います。

結論から言うと、デフォルトの設定では「/home」が作成されるので
「/swap」、「/boot」をマニュアルで作成した後に残りの容量を全て「/」に割り振ります。

こうすることで例えば「/home」に容量を割り振ったがいいがなかなか使い切らない、
あるいは一般ユーザはあくまでセキュリティ上の理由で作成し、作業は「/root」で行うといった場合に
容量をフルに活用できます。

この設定では、すべてのファイルが (/boot に保存されるファイルを除く) この root パーティションに格納されます。

今回インストールするにあたって使用した環境は以下の通りです。

  • VMware Workstation 12 Player
  • CentOS6.9 minimal
  • HDD 20GB
  • memory 2GB

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細かいインストール手順はすっ飛ばします。
下記の画像のような、どのタイプのインストールをしますか?という項目まできたら
カスタムレイアウトを作成するを選択します。
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するとこのような画面に移るので、作成(C)をクリック。
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標準パーティションにチェックが入っていることを確認し、作成する(R)をクリック。
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ここから順番に「/boot」→「/swap」→「/」の順番でパーティションを切っていきます。
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ちなみに、「/swap」に推奨されるパーティションの容量はRAMの容量によって変わります。
redhat*1が推奨しているサイズ表を以下に記載しときます。
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RAMが1GB以下のハード(Raspberry Piなど)はシステムに十分な swap 領域が割り当てられないと、
安定性の問題やインストールされたシステムが起動できない問題などが発生する原因となることがあります。

最終的にこのようにパーティション分割ができればOKです!
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最後にブートローダーのインストール先を「/dev/sda」に設定して(これはデフォルトでチェック入ってるはずです)完了です。

ちゃんとパーティション分割ができたかdfコマンドで確認した結果、
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正常にパーティションが分割できたことが確認できました。

swapメモリに関しても、
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正常に割り振られていました。