Kali LInux 4.8.0(32bit)にTor browserを導入する
タイトルの通り、Kali Linux 4.8.0-kali1-686-paeにTor browserを導入した。
以下がその手順。
まず、Torの公式HPから、tor-browser-linux32-6.0.7_en-US.tar.xzをDL.
その後、rootユーザにて、
apt-get install tor
を実行する。このコマンドを実行後、cdコマンドにてDLしたファイルの階層に移動する。
cd Desktop/Downloads (今回ではDownloadsフォルダに移動)
この階層にある,tor-browser-linux32-6.0.7_en-US.tar.xz(自分がDLしたファイル名)をコマンドを用いて解凍する。
tar -xf tor-browser-linux32-6.0.7_en-US.tar.xz | pv
or
gzip -dc tor-browser-linux32-6.0.7_en-US.tar.xz | tar xvf tor-browser-linux32-6.0.7_en-US.tar.xz
前者の-xfの意味は、
x アーカイブ展開を指定
f ファイル名の指定
memo.
アーカイバとはアーカイブ(書庫)を操作するツールのことであり、複数のファイルを1つのファイルに纏めることを「アーカイブする」という。注意が必要なのが、これは単にまとめるだけであり、圧縮していないことに注意する。
展開が完了したら、そのファイルの階層に移動する。
browser, start-tor-browser.desktopの二つのファイルがあるので、
chmod +x start-tor-browser.desktop
のコマンドをうち、実行権限を与える。
Tor はrootユーザでは実行できないので、./start-tor-browser.desktopとしてもエラーがでてしまう。
なので、これをrootユーザでも実行できるように設定を行った。
cd ..
にて一つ下の階層に移動して、cd Browserに移動。
その中にある, start-tor-browserファイルを編集する。変更する場所は以下の4行。
if [ "`id -u`" -eq 0 ];
then complain "The Tor Browser Bundle should not be run as root. Exiting."
exit 1
fi
これをすべて#を用いてコメントアウトする。
最後に、tor-browser_en-USファイルの所有者をrootにして終了。
chown -hR root tor-browser_en-US